プログラミングにおける開発環境とは?

別記事の「どの言語を使えばいいの?」のJavaScriptについて説明した部分があります。
JavaScriptは導入するのに、「特別な開発環境を必要としない」です。
では、この「開発環境」とは一体何なのでしょうか?
今回はプログラミングにおける、開発環境について考えていきましょう。
プログラミングにおける開発環境とは?
開発環境とは、簡単に言うと「プログラミングを行うときに用意するもの」です。
ではプログラミングを行うときには何が必要でしょうか?
ハードウェア編

まずは、「パソコン」。
これは当たり前ですよね…
パソコンと一口に言えど、その種類はデスクトップパソコンとノートパソコンの2種類があります。
持ち運ぶならノートパソコン。
持ち運ばず、なるべくコストを抑えたいならデスクトップパソコン。
開発をメインに行う人なら、デフォルトで大量のアプリケーションがインストールされているメーカーパソコンよりも、カスタマイズできるBTOパソコンがオススメです。
BTOパソコンについて詳しくは過去の記事を参考にしてくださいネ♪
パソコンの脳にあたるCPUや、記憶するためのメモリなど、何を基準に選んだらいいかわからないですよね…
最初は家電量販店やパソコン専門店の専門スタッフなど、ある程度の知識を持っている人のお話を参考にして購入しましょう。
プログラミングを練習するうちに嫌でも、パソコンの知識はついてきます。

処理速度が遅いな…

ゲーム開発でグラフィックボードが必要だな…
などと、知識向上とともにハイスペックパソコンが欲しくなってきます。
メーカーパソコンはパソコンごと買い直さなければなりません。
BTOパソコンであれば、CPUを入れ替えたり、メモリを増設することができるので、買い直すことを考えれば安く済みます。
また、長時間パソコンに触れるので、キーボードやマウスも使いやすいものを用意しましょう。
これらのいわゆる「機械」と呼ばれるものをハードウェアと言います。
ソフトウェア編
ハードウェアが用意できたら、次はハードウェアを動かすためのソフトウェアが必要になります。
テキストエディタツール

プログラミングを行うソフトウェアとして「テキストエディタツール」を用意します。
テキストエディタは「文字や言語を書くため」のツールです。
Windowsの「メモ帳」や、Officeの「word」などでも十分です。
しかし開発を行うためにもう一歩ステップアップしてみましょう。
オススメのエディタツール「VS Code」

VS CodeはMicrosoft社が無料で提供するエディタツールです。
拡張機能を追加すれば、後にご紹介する「総合開発ツール」並みの機能を果たすことができます。
便利な機能は豊富にありますが、1つご紹介しましょう。
「ユーザースニペット」機能は、言わば単語登録機能です。
コードを書いていて、何度も使うコードが出てくると思います。

さっきも書いた。その前も書いた。今日だけで何回書いたんだ!!
となることがあります。
そんなときにヒントとなるキーに使用するコード一式を登録しておきます。
この機能でキーとなる5文字を入力するだけで何十字~何百字というコードを省略できます!
利用者が多いので、わからなくなったときに検索したりコミュニティに参加すれば、不明な点を解決できるのも大きなメリットです。
総合開発ツール(IDE)

総合開発ツールとは、プログラミング言語を書いた文を実際に動かしたり、エラーを起こさないかテストするなどの、プログラミングにおける全ての段階を完結させられるツールです。
プログラミングは
- ①テキストエディタ:ソースコードの記述
- ②コンパイラ:記述されたソースコードを機械語に翻訳
- ③デバッガ:プログラミングが処理を行う様子を監視、誤りがどこにあるかを教えてくれる
この工程で行われます。
総合開発ツールではこの3つの工程をまとめて行うことができます。
オススメの総合開発ツール「Visual Studio」

エディタツールでご紹介したVS Codeと同じ、Microsoft社が開発した総合開発ツールです。
多機能で汎用性があり、webアプリやスマホのアプリまで幅広く開発することができます。
無償版と有償版がありますが、無償版でも十分過ぎるほどの機能が搭載されています。
またVisual Studioはゲーム開発ツールのUnityと連携しています。

使用言語は、C#、JavaScript、Python、Visual Basic、C++、F#です。
Unityの全機能を備えており、連携した実装やデバッグが行えます。
Unityでゲーム開発するのであれば、Visual Studio一択とも言えます。
まとめ

プログラミングにおける開発環境というのがイメージできたでしょうか?
プログラミング初心者の方は、この開発環境、特にソフトウェア選びに悩んでしまいがちですよね。
まずは自分が習得したい言語と、それに対応したソフトウェア選び、かつ検索して情報量の多いものを選んでみてはいかがでしょうか?
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