「カラダから出るカタチのないものキャラクター図鑑」を読んだ感想

2021年4月28日

新型コロナウイルスの影響で、学校が休校になって、お子さまと家で過ごす時間が多くなっていることと思います。

休校になりお友達に会えずに、退屈な時間を親子で過ごしている方も、いらっしゃるのではないでしょうか?

そこでオススメしたい本が「カラダから出るカタチのないものキャラクター図鑑」です。

新型コロナウイルスによる休校とは言え、せっかくの機会なので、お子さまと一緒に、この本で学んでみてはいかがですか?

この本はお子さまだけではなく、大人も学べる楽しい本となっております。

なぜ風邪をひくと咳が出るの?

なぜ正座をすると足がビリビリしびれるの?

そんな疑問をお子さまにわかりやすく、思わず笑っちゃうようなイラストで書かれています。

新型コロナウイルスで発症する症状と絡めて、お子さまと一緒に勉強すれば、きっと楽しく学べる時間を過ごせると思います。

「カラダから出るカタチのないものキャラクター図鑑」を選んだきっかけ

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新型コロナウイルスで学校が休校になり、子どもたちの正直な気持ちとしては、「学校が休みになった!」と思った子も…

しかし、その気持ちも、1週間を過ぎたあたりから、少しずつ変化が…

そろそろ休校中の生活に飽きてきてしまったようです。

連日報道されるメディアでは、子どもが出かけたくても出かけられずに、休校中の過ごし方に困っている様子が映し出されていました。

小学生の子どもを持つ知人も、同様に家での過ごし方に困っていることを聞き、家で楽しく過ごせる何かを探していたときに、この本を知りました。

知人の子どもと一緒に本を読み、まさに新型コロナウイルスにも関連する話だったので、とても興味深く、勉強になりました。

お子さまがいらっしゃる方も、そうでない大人の方にも、きっと楽しく読んでいただけると思ったので、ご紹介いたします!

「カラダから出るカタチのないものキャラクター図鑑」あらすじ

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私たちは気づいていませんが、体からは形のないものがたくさん出ているのです。

息、くしゃみ、咳、おなら、いびき…などなど。

この本では、なぜそういうものが出るのか、それはいったい何なのかを分かりやすく解説した本です。

キャラクターを少しご紹介しましょう。

正座ビリビリロック

例えば、長時間正座をすると、足がビリビリとしびれてきます。

この本では、その形のない足のしびれを「正座ビリビリロック」と名前をつけています。

そのキャラクターはかわいい骸骨のキャラクターが、エレキギターを持ち、ヘビーメタルさながらに、雷に打たれてビリビリしている様子で表現されています。

そして足がしびれたときに感じる、あのビリビリ感についての説明が書かれています。

正座をすると、足の先の方に血が行き渡りにくくなります。

血が行き渡りにくくなると、足に支障が出るため、足が危険信号を出します。

その危険信号が、あの「ビリビリ」なのです。

せきゴッホマン

咳は、喉にある繊毛という部分に異物が入ってしまったとき、その異物が肺に入らないようにするために、「異物を外へ吐き出しなさい」という命令を脳が送っているのです。

そのスピードはなんと時速200km!

くしゃみジジイ

咳と同じく時速160km~320kmという新幹線並みのスピードを持つくしゃみ。

くしゃみは鼻の中に繊毛があり、ここには神経が通っています。

その神経が呼吸を行う筋肉とつながっています。

繊毛に異物が触れると神経が反応し、筋肉が緊張します。

その筋肉が最大限に緊張すると一気に緩み、そのときに「ぼーん!」と出てくるのがくしゃみだと書かれています。

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他にも「貧乏ゆすりウッド」や「足のにおいぬ」など、全部で36個の、カラダから出るカタチのないものを紹介しています。

それぞれカラダから出るカタチのないものは、かわいいイラストで擬人化され、愛着のある名前がつけられています。

また、そのカラダから出るものが、体にとってどれくらい重要なのか、どのくらいキタナイのかを星の数で表すなど、「重要度・キタナイ度」として書かれています。

その解説は、子どもだけではなく、大人でも思わず「そうだったのか!」と感嘆の言葉が漏れてしまうほどです。

子どもにも読みやすいように、ひらがなが多く使われ、漢字にルビもふってあります。

「カラダから出るカタチのないものキャラクター図鑑」を読んだ感想

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普段は「汚い」「臭い」などと言っている「おなら」「加齢臭」などは、嫌われたり、笑いのネタにされがちです。

しかし、この本を読むと、もちろんお風呂に入り、清潔にしておくことは重要ではあるけれど、全てが不潔だと嫌ってしまうのは間違いだと感じました。

人間の体と言うのは、実は「排出する」ということをしなければ、生きることができないということも感じました。

昨今、新型コロナウイルスが流行し、世界中が深刻な事態になっています。

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咳やくしゃみのスピードが新幹線並みだということや、くしゃみの飛沫が9mも飛ぶことを、分かりやすく説明してあります。

その比喩表現や数字の例えを読むと、手で覆わずに咳やくしゃみをすることの危険性を、子どもに伝えやすいと感じました。

また、現在入手困難なマスクがなぜ売り切れてしまうのか手洗い・うがいがどれほど予防効果があるのかを、わかりやすく説明できると思いました。

まとめ

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新型コロナウイルスの影響で、そろそろ家での過ごし方のネタが尽きてしまってきたママさん。

保育園や学童保育などで、子どもたちの安全を一生懸命守っている関係者のみなさん。

また、子どもとの関わりは無いけど、単純にこの本が面白いと興味を持たれたみなさん。

この本を読んで、なぜ「オーラや気配」を感じるのか、なぜ「耳の穴に指を入れるとゴーという音がするのか」を一度知ってみませんか?

一度読みだしたら、きっと止まらなくなるはずです。
そこに書かれていることは、全てアナタのカラダのことなのですから。