「カラダから出るカタチのないものキャラクター図鑑」を読んだ感想
新型コロナウイルスの影響で、学校が休校になって、お子さまと家で過ごす時間が多くなっていることと思います。
休校になりお友達に会えずに、退屈な時間を親子で過ごしている方も、いらっしゃるのではないでしょうか?
そこでオススメしたい本が「カラダから出るカタチのないものキャラクター図鑑」です。
新型コロナウイルスによる休校とは言え、せっかくの機会なので、お子さまと一緒に、この本で学んでみてはいかがですか?
この本はお子さまだけではなく、大人も学べる楽しい本となっております。
なぜ風邪をひくと咳が出るの?
なぜ正座をすると足がビリビリしびれるの?
そんな疑問をお子さまにわかりやすく、思わず笑っちゃうようなイラストで書かれています。
新型コロナウイルスで発症する症状と絡めて、お子さまと一緒に勉強すれば、きっと楽しく学べる時間を過ごせると思います。
「カラダから出るカタチのないものキャラクター図鑑」を選んだきっかけ
新型コロナウイルスで学校が休校になり、子どもたちの正直な気持ちとしては、「学校が休みになった!」と思った子も…
しかし、その気持ちも、1週間を過ぎたあたりから、少しずつ変化が…
そろそろ休校中の生活に飽きてきてしまったようです。
連日報道されるメディアでは、子どもが出かけたくても出かけられずに、休校中の過ごし方に困っている様子が映し出されていました。
小学生の子どもを持つ知人も、同様に家での過ごし方に困っていることを聞き、家で楽しく過ごせる何かを探していたときに、この本を知りました。
知人の子どもと一緒に本を読み、まさに新型コロナウイルスにも関連する話だったので、とても興味深く、勉強になりました。
お子さまがいらっしゃる方も、そうでない大人の方にも、きっと楽しく読んでいただけると思ったので、ご紹介いたします!
「カラダから出るカタチのないものキャラクター図鑑」あらすじ
私たちは気づいていませんが、体からは形のないものがたくさん出ているのです。
息、くしゃみ、咳、おなら、いびき…などなど。
この本では、なぜそういうものが出るのか、それはいったい何なのかを分かりやすく解説した本です。
キャラクターを少しご紹介しましょう。
正座ビリビリロック
例えば、長時間正座をすると、足がビリビリとしびれてきます。
この本では、その形のない足のしびれを「正座ビリビリロック」と名前をつけています。
そのキャラクターはかわいい骸骨のキャラクターが、エレキギターを持ち、ヘビーメタルさながらに、雷に打たれてビリビリしている様子で表現されています。
そして足がしびれたときに感じる、あのビリビリ感についての説明が書かれています。
正座をすると、足の先の方に血が行き渡りにくくなります。
血が行き渡りにくくなると、足に支障が出るため、足が危険信号を出します。
その危険信号が、あの「ビリビリ」なのです。
せきゴッホマン
咳は、喉にある繊毛という部分に異物が入ってしまったとき、その異物が肺に入らないようにするために、「異物を外へ吐き出しなさい」という命令を脳が送っているのです。
そのスピードはなんと時速200km!
くしゃみジジイ
咳と同じく時速160km~320kmという新幹線並みのスピードを持つくしゃみ。
くしゃみは鼻の中に繊毛があり、ここには神経が通っています。
その神経が呼吸を行う筋肉とつながっています。
繊毛に異物が触れると神経が反応し、筋肉が緊張します。
その筋肉が最大限に緊張すると一気に緩み、そのときに「ぼーん!」と出てくるのがくしゃみだと書かれています。
他にも「貧乏ゆすりウッド」や「足のにおいぬ」など、全部で36個の、カラダから出るカタチのないものを紹介しています。
それぞれカラダから出るカタチのないものは、かわいいイラストで擬人化され、愛着のある名前がつけられています。
また、そのカラダから出るものが、体にとってどれくらい重要なのか、どのくらいキタナイのかを星の数で表すなど、「重要度・キタナイ度」として書かれています。
その解説は、子どもだけではなく、大人でも思わず「そうだったのか!」と感嘆の言葉が漏れてしまうほどです。
子どもにも読みやすいように、ひらがなが多く使われ、漢字にルビもふってあります。
「カラダから出るカタチのないものキャラクター図鑑」を読んだ感想
普段は「汚い」「臭い」などと言っている「おなら」「加齢臭」などは、嫌われたり、笑いのネタにされがちです。
しかし、この本を読むと、もちろんお風呂に入り、清潔にしておくことは重要ではあるけれど、全てが不潔だと嫌ってしまうのは間違いだと感じました。
人間の体と言うのは、実は「排出する」ということをしなければ、生きることができないということも感じました。
昨今、新型コロナウイルスが流行し、世界中が深刻な事態になっています。
咳やくしゃみのスピードが新幹線並みだということや、くしゃみの飛沫が9mも飛ぶことを、分かりやすく説明してあります。
その比喩表現や数字の例えを読むと、手で覆わずに咳やくしゃみをすることの危険性を、子どもに伝えやすいと感じました。
また、現在入手困難なマスクがなぜ売り切れてしまうのか、手洗い・うがいがどれほど予防効果があるのかを、わかりやすく説明できると思いました。
まとめ
新型コロナウイルスの影響で、そろそろ家での過ごし方のネタが尽きてしまってきたママさん。
保育園や学童保育などで、子どもたちの安全を一生懸命守っている関係者のみなさん。
また、子どもとの関わりは無いけど、単純にこの本が面白いと興味を持たれたみなさん。
この本を読んで、なぜ「オーラや気配」を感じるのか、なぜ「耳の穴に指を入れるとゴーという音がするのか」を一度知ってみませんか?
一度読みだしたら、きっと止まらなくなるはずです。
そこに書かれていることは、全てアナタのカラダのことなのですから。
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